私たちバブル世代は、ネットができる(子供・平成)世代と、できない(親・昭和10年代)世代の狭間。両親世代(団塊の世代の上)は60歳を超えてからネットが普及、子供たちは生まれた時から、ネットが当たり前。
親世代は、「分からないわ。」で済む。
子供世代からは、「そんなことも知らないの?」「話が通じない。」「ググれ!」
生身の人間と話したいのに、電話がずっと自動音声。。。
↑カスタマーサービスに電話して、こういう経験多々ありませんか?
今回は、実家にWifiを設置するまでの、ドタバタ経緯をお話します。
実家のPCが壊れ、修理の人を呼んだと後日聞かされました。正直、「いったいいくらかかったのだろう?」
我々世代は修理の人を呼ぶことはほとんどありませんよね?誰かしらPCに詳しい人がいたり、ググったり。。。
「修理を呼ぶ。」という発想が自分にはないのですが、父は「修理の人を呼ぶ。」というのが当然の流れ。
結局、データー復旧できず(バックアップとっていない)。「通信速度が遅すぎる。」と驚かれたと。
新しいPCをAmazonで購入し、置配。後日、設置と設定に。
その後、ネットがこのご時世、有線LANケーブルだったので、実家にWifiを導入することにしました。
LANケーブルの費用は、明らかにWifiより高い上、通信速度が異常に遅い。
母は「手続きが大変そうだから、今から新しくするのは面倒だから、費用が高くてもそのままでいい。」と言っていました。おそらく、親世代はこういう考えの人が多いと思います。「私と家族が対応するから、インフラ関係シンプルにしよう。」と説得しました。
実家に行くと、Wifiがないので、ギガが恐ろしく減る。Youtubeもアマプラも当然観(れ)ません。これはこれで、スマホ断ちのいい機会と割り切っていました。が、調べものをしたりすると、あっという間にギガが減る。孫たちはゲームをすることもあるので、是非Wifiと。
Wifiの契約に
携帯がSB系なので、光回線かAirの二択。回線工事(立ち会えないし、面倒)のいらない、当日持ち帰りで即使える、Airを選びました。
事前にSBに予約を入れ、待ち合わせ。
身元確認できるものを持って、契約者本人(母親)が行かなくてはいけないのは当然ですが、ここで驚きのギャップが発生。
身元確認できるものの提示を求められ、母は「健康保険証を持ってきました。」と。
①バブル世代以降の身元確認できるもの=マイナンバーカード・免許証・パスポート等
②団塊の世代前の身元確認できるもの=健康保険証
前日の予約確認の電話や、前もってSBで見積もり等を取ってもらった時、身元確認できるもの&クレカを持参するよう言われていたのに、
思い込み1.当然①を持ってくると思っていた。
2.当然と思って、前日、母親に伝えていなかった。(完全に自分のミスです。)
親世代は、健康保険証が身分証明書。私と家族は、目が点。
健康保険証では契約ができないので、結局、自宅までマイナンバーカードを取りに戻る羽目に。
クレカでなく、銀行引き落としを希望するので、キャッシュカードも一緒に持ってきてもらう。
契約をどうにかすませて、携帯も新しく。(運よく60歳以上限定、携帯値下げキャンペーン中)
母親と担当者の母親が同い年とのことで、話しやすくとても丁寧に対応していただき、感謝!
新しい携帯電話のデータ移行
データー移行をスタッフがして下さり、大助かり。使っているスーパーのアプリ。どうやって設定したのか確認したところ、「スーパーの人が設定してくれた。」と。パスワードはスーパーの人が入れたのかも?分からない?覚えていない?
母の名誉のために、母は年齢より、頭も身体もかなりしっかりしており、アクティブです。ラインもしています。
アプリを入れるのに、丸投げ状態。完全にスーパーの人を信じて。「悪意のある人だったら?」。。。こうやって、人は騙されて行くのだ。。。と、改めて感じました。(パスワード勝手に入れられないでしょ?入れたらダメでしょ?)母はその場で言われるがままに。。。
パスワード再設定→私と家族でパスワードを共有することで、今後何かあった時にでも対応可能。
LANケーブルの解約にたどり着くまで
フリーダイヤルに電話。当然、自動音声。解約手続きにはすぐにたどり着いたものの(良心的)、希望日時に電話を折り返すとのこと。
母の携帯番号を入力。
これで電話かけてきてくれるのかと思いますよね?それが。。。
①ショートメッセージ受信
②ショートメッセージにあるURLからアクセス
③折り返し電話の希望日時、何の解約か、撤去工事の有無、本人か配偶者かを入力して、ネット受付。
(これって、ネットできない世代、スマホもっていなかったら、どうやって解約するの?
親世代は有人対応でないと解約難しいのに、使っていない&解約できないまま、お金だけ引き落とされて。。。家族が気がついた時には、多額の支払いが続いている。。。世の中、こういう状況が多いのでは?)
本当に電話がかかってくるのか、疑心暗鬼。
翌日、希望時間内に電話がかかってきて(やっと生身の人間と話せた)、配偶者のふりをして、対応。(配偶者じゃないって、バレバレ。)母親に出てもらっても、質問もできないし、対応ができない。ネットできない世代本人とその配偶者が、こんな複雑な手続きできる?できない!
LANケーブルの解約方法
①LANケーブルと電話ケーブル(電話も契約してた)の撤去を本人が行い、郵送で送る方法
②両ケーブル撤去のため、業者に来てもらう
確実に全てのケーブルを撤去できるか、自宅でないので取りこぼしが不安で、②を選択。
②の撤去費用は、領収証を持って行けばキャッシュバック。(キャンペーン中!)
①HPにアクセスして、領収証ダウンロード
②150円払って、領収証を郵送してもらう
自分なら、絶対に①ですが、確実性を考え(母の希望もあり)②を選択。
ここまでを電話で対応。
後日、希望日にLAN&電話ケーブル撤去で、ひと段落。(母が対応、素晴らしい!)後日、領収書が送られてきたらキャッシュバックの手続きには私が同行予定です。
実家のインフラ設定&解約で感じたこと
ネットできない世代がここまでできますか?絶対にできません。何でもかんでも電話で対応してもらえてたのに、今は電話での手続きにたどり着くにはスマホやネットが必須。
私たち世代はギリギリネット世代ですが、上の世代は、他に頼るしかないですよね。
手続に半日がかりで、グッタリしてしまいました。
両親がちゃんとしているうちに、ネット・電話環境を把握&整えられて、パスワード等も家族と共有できて、大変な1日でしたが、いい機会でした。両親に何かあったら、確認も大変ですし、委任状やらなにやらで、何十倍もの時間と労力がかかっていたと思います。
周りの友人達の話を聞くと、便利だから全て手続きすると話しても、親が断じて応じない可能性もあります。
不便なまま(誰でも、新しいことは不便なのかも)、高額の料金を払っている場合が多々あるかと思います。
まとめ
当然ですが、自分も歳を取ります。
ますます便利な世の中になって行きますが、それに自分がついて行けるか。。。
今回のことで、さらに終活に拍車がかかりました。
子供たちに少しでも負担を残さないよう、ダンシャリアンはモノだけでなく、いろいろな契約等、口座等もスッキリ生活を心がけなければ。
実家のインフラを整えて、終活!
実家のインフラがスッキリして、心活!
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